Selamat Petang(スラマッ プタン)、こんにちは!
1ヶ月ぶりの2本目のブログ!マレーシアからしょうたです。
こちらに来て1ヶ月半が経ちましたが、とりあえず雨がすごいです!豪雨です!
スコールなのですぐに止むことも多いですが、先週は週6で雨でした。
そんな悪天候ですが、それを含めても、マレーシアはすごく居心地のいい国です!マレー人の人柄の良さがそう感じさせるんだと思いますが、今回はそんなマレー文化についてではなく、フィールドワークのレポートです。割と真面目なレポですが、汚染とかに興味ある方はぜひ読んでってください(^O^)
9月の末から10月のあたまにかけて、フィールドワークで汚染地を訪問する機会がありました!訪問したのは2か所。
1ヶ月ぶりの2本目のブログ!マレーシアからしょうたです。
こちらに来て1ヶ月半が経ちましたが、とりあえず雨がすごいです!豪雨です!
スコールなのですぐに止むことも多いですが、先週は週6で雨でした。
そんな悪天候ですが、それを含めても、マレーシアはすごく居心地のいい国です!マレー人の人柄の良さがそう感じさせるんだと思いますが、今回はそんなマレー文化についてではなく、フィールドワークのレポートです。割と真面目なレポですが、汚染とかに興味ある方はぜひ読んでってください(^O^)
9月の末から10月のあたまにかけて、フィールドワークで汚染地を訪問する機会がありました!訪問したのは2か所。
汚染地その1-重金属汚染-
1つ目はマレー半島東海岸・パハン州スンガイ・レンビン。
州都クアンタンから内陸に車で1時間。そこに、かつては世界最大級のスズ鉱山として栄えたスンガイ・レンビンがあります。
歴史的にも重要なようで、海外からの観光客はそんなにいなかったものの、修学旅行生と思われる学生集団を見かけました。
州都クアンタンから内陸に車で1時間。そこに、かつては世界最大級のスズ鉱山として栄えたスンガイ・レンビンがあります。
歴史的にも重要なようで、海外からの観光客はそんなにいなかったものの、修学旅行生と思われる学生集団を見かけました。
(Tailing・・・日本語で尾鉱。鉱石から特定の鉱物を選別する作業を選鉱といい、選鉱後の有用でない鉱物のことを指す。鉱山周辺に捨てられることが多い。)
このTailingももとは鉱石。当然重金属を多く含んでいて、雨の日には重金属に汚染された水が、レンビン川へと流入してしまいます。(汚染水の手前に見える土砂のようなものがTailing)
Tailingが廃棄されている。雨水が汚染水となって溜まっているようだ。 |
誰が見ても「汚染されてる」ってわかるような、そんな色。
これには衝撃を受けました。
日本にいるだけでは、このように汚染が放置されている現場を目にすることはきっとなかったと思います。
最近は個人的に、ごみの問題に関心が向いていましたが、当然ですが汚染も、重要なテーマだなと再認識させられました。
と同時に、今行なっている実験は重金属に関するものなので、モチベーションも上がりました!
日本にいるだけでは、このように汚染が放置されている現場を目にすることはきっとなかったと思います。
最近は個人的に、ごみの問題に関心が向いていましたが、当然ですが汚染も、重要なテーマだなと再認識させられました。
と同時に、今行なっている実験は重金属に関するものなので、モチベーションも上がりました!
汚染地その2-ナフタレン汚染-
さて、もう1つはマレー半島北東部、トランガヌ州の州都クアラ・トランガヌ近郊。
ゴンバダ地区というところにナフタレン、つまり油によって汚染された土地があります。
ゴンバダ地区というところにナフタレン、つまり油によって汚染された土地があります。
汚染の原因は電力会社。TNB社というGovernment Linked Company (政府系企業)の1つで、現在でもマレーシアの電力供給を握る大企業です。
1965年から1974年までの9年間、廃オイルが廃棄され、その後の詳細はわかりませんが、放置され続けて現在に至っているようです。
1965年から1974年までの9年間、廃オイルが廃棄され、その後の詳細はわかりませんが、放置され続けて現在に至っているようです。
今回は汚染除去の前段階、汚染状況の調査に同行させていただきました。
しかしよく見ると地表は黒く、油に汚染されているのがわかる。顔を近づけると油のにおいもする。
地面を掘ると、地表に油が集積しているのがわかる。 |
下の写真はボーリングの様子。各深度ごとに土壌・水をサンプリングし、汚染の拡散状況を把握する。
ボーリングの様子 |
ボーリングにより取れた土壌サンプル。油のにおいがするサンプルもあった。 |
(補足:土粒子が大きいと、粒子間に隙間ができて水が通りやすいが、細かいと隙間を埋めるので水が通りにくい。)
つまり、汚染の拡大はそこまで深刻ではないという予想もできます。
このような調査を4日間行ったわけですが、現地で精密な分析ができるわけではありません。
こういった場面では、見た目や手触り、匂いなど、自分の感覚と経験が非常に大事になります。
そういった意味で、僕を引率して下さった教授は現場に不可欠の存在でした。
自らの知識や経験が、人のため、環境のためになるって素敵だなと感じました!
ちなみに今後の予定では、分析の結果から汚染の激しい場所を特定し、土壌の洗浄を行う予定のようです。洗浄後の土壌はまた埋め戻すということでした。
以上が汚染地のレポートです!
実際に僕が行う研究ではないんですが、机の上で勉強していては学べないもの、感じることができないものを体験することができ、非常に有意義な時間でした。
あら、また研究について書けなかった・・・でも実験はあんまりうまくいっていないので、次回までに何とか・・・します(^O^)ではでは!
物の生産や便利な暮らしと排出物って表裏一体なのにそれぞれ別のフィールドにいるんだな、と思いました。例えば、生産する企業と汚染処理の企業が別だったり、役割を細分化してしまうと効率は上がるけど、不都合も出るよな、と実感…
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