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2012年10月29日月曜日

汚染地の調査@マレーシア


Selamat Petang(スラマッ プタン)、こんにちは!
1ヶ月ぶりの2本目のブログ!マレーシアからしょうたです。

こちらに来て1ヶ月半が経ちましたが、とりあえず雨がすごいです!豪雨です!
スコールなのですぐに止むことも多いですが、先週は週6で雨でした。

そんな悪天候ですが、それを含めても、マレーシアはすごく居心地のいい国です!マレー人の人柄の良さがそう感じさせるんだと思いますが、今回はそんなマレー文化についてではなく、フィールドワークのレポートです。割と真面目なレポですが、汚染とかに興味ある方はぜひ読んでってください(^O^)

9月の末から10月のあたまにかけて、フィールドワークで汚染地を訪問する機会がありました!訪問したのは2か所。

汚染地その1-重金属汚染-
1つ目はマレー半島東海岸・パハン州スンガイ・レンビン。
州都クアンタンから内陸に車で1時間。そこに、かつては世界最大級のスズ鉱山として栄えたスンガイ・レンビンがあります。
歴史的にも重要なようで、海外からの観光客はそんなにいなかったものの、修学旅行生と思われる学生集団を見かけました。
スンガイ・レンビンの景色

今はもう閉山したスズ鉱山ですが、採掘時にでてきたTailingは今もなお屋外に放置されたままです。
(Tailing・・・日本語で尾鉱。鉱石から特定の鉱物を選別する作業を選鉱といい、選鉱後の有用でない鉱物のことを指す。鉱山周辺に捨てられることが多い。)
このTailingももとは鉱石。当然重金属を多く含んでいて、雨の日には重金属に汚染された水が、レンビン川へと流入してしまいます。(汚染水の手前に見える土砂のようなものがTailing)

Tailingが廃棄されている。雨水が汚染水となって溜まっているようだ。

誰が見ても「汚染されてる」ってわかるような、そんな色。
これには衝撃を受けました。

日本にいるだけでは、このように汚染が放置されている現場を目にすることはきっとなかったと思います。
最近は個人的に、ごみの問題に関心が向いていましたが、当然ですが汚染も、重要なテーマだなと再認識させられました。
と同時に、今行なっている実験は重金属に関するものなので、モチベーションも上がりました!





汚染地その2-ナフタレン汚染-

さて、もう1つはマレー半島北東部、トランガヌ州の州都クアラ・トランガヌ近郊。
ゴンバダ地区というところにナフタレン、つまり油によって汚染された土地があります。
汚染の原因は電力会社。TNB社というGovernment Linked Company (政府系企業)の1つで、現在でもマレーシアの電力供給を握る大企業です。
1965年から1974年までの9年間、廃オイルが廃棄され、その後の詳細はわかりませんが、放置され続けて現在に至っているようです。
今回は汚染除去の前段階、汚染状況の調査に同行させていただきました。

一見すると普通の空き地。


汚染地の全体写真

しかしよく見ると地表は黒く、油に汚染されているのがわかる。顔を近づけると油のにおいもする。
地面を掘ると、地表に油が集積しているのがわかる。

下の写真はボーリングの様子。各深度ごとに土壌・水をサンプリングし、汚染の拡散状況を把握する。
ボーリングの様子

ボーリングにより取れた土壌サンプル。油のにおいがするサンプルもあった。

 土壌サンプルの手触りから、土粒子が非常に細かく、透水性が低いと考えられる。
(補足:土粒子が大きいと、粒子間に隙間ができて水が通りやすいが、細かいと隙間を埋めるので水が通りにくい。)
つまり、汚染の拡大はそこまで深刻ではないという予想もできます。



このような調査を4日間行ったわけですが、現地で精密な分析ができるわけではありません。
こういった場面では、見た目や手触り、匂いなど、自分の感覚と経験が非常に大事になります。

そういった意味で、僕を引率して下さった教授は現場に不可欠の存在でした。
自らの知識や経験が、人のため、環境のためになるって素敵だなと感じました!


ちなみに今後の予定では、分析の結果から汚染の激しい場所を特定し、土壌の洗浄を行う予定のようです。洗浄後の土壌はまた埋め戻すということでした。


以上が汚染地のレポートです!
実際に僕が行う研究ではないんですが、机の上で勉強していては学べないもの、感じることができないものを体験することができ、非常に有意義な時間でした。

あら、また研究について書けなかった・・・でも実験はあんまりうまくいっていないので、次回までに何とか・・・します(^O^)ではでは!

2012年9月20日木曜日

ルックイースト・ナシゴレン・シンガポールのお隣


みなさんはじめまして!

しょうたと申します!
東南アジアの中では先進国と言われるマレーシアに、2週間ほど前から来てます。
UKM (Universiti Kebansaan Malaysia), マレーシア国民大学なう!
出発前はなんやかんやで忙しく、マレーシアについては結局タイトルの3wordsくらいしか知らないまま来てしまった。。。いかんいかん。
そんなマレーシア初心者の僕ですが、今後この地で見たこと聞いたこと、そしてもちろん、研修や環境問題についても皆さんとシェアしていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします!

まずは簡単に自己紹介
名前・・・しょうた
学部・・・農学部
院での専攻・・・環境学/環境土木工学
性格・・・典型的なA型!どうでもいいことでも、気になったらやらないと気が済まないタイプ。パワポの中身が全然出来てないのに見栄えがやたら気になるタイプ。
好きなこと・・・スポーツ全般。特にバレーボールとテニス!
ストレス発散法・・・大人買いとカラオケ

では、今回は第1回目ということで、僕の興味のある分野と研修について書きたいと思います。が、その前に、この2週間で感じたマレーシアについて、ちょっとだけ!

マレーシア人の印象
一言で言えば、イスラム教の影響ってすごい!
僕のまわりのマレー人は、たいていみんな1日に5回お祈りします。その1回目がだいたいAM67時!なのでみんな毎朝、6時には起きます。
女性は肌の露出禁止。お酒も飲まない。わお。なんて健康的な生活。
すべてイスラム教徒だからなんですが、治安の良さもこういうところからきてるのかな?
 
次に感じたのは、めちゃめちゃオープンな性格!例えば・・・





ここは大学の院生室なんですが、学生、基本的にずっと、ほんとにずっと喋ってます。ワイワイガヤガヤ!
でもちゃんと勉強もしてるよ!





 
これは、Open House。
断食(ラマダン)明けを祝って、個人の家を開放していろんな人にご飯を食べてもらうイベントです。
いつ来ても、いつ帰ってもいいし、そして無料!わーい(*´▽`*)
僕は会ったこともない人の家にお邪魔したわけですが、特に浮くわけでもなく、たくさんのマレーシアの方に声をかけていただきました!みんないい人!


 
そして、結婚式
実は、見ず知らずの方の結婚式に参加させていただく機会がありました!
見ず知らず、ですよ?結婚式、ですよ?え、いんだ!?!?

マレーのドレス、素敵!





 とまぁマレーシア人ってどんな人なのか、何となくわかった2週間でした。

日本との違いに驚きの連続。知り合いとか知り合いじゃないとか、関係ないんだ・・・

でも何か、マレーシア人、いいなぁ。


さて、ここからは僕の研修について書かせていただきます。興味のある方はぜひ読んでって下さい!
興味・関心
ごみ問題・廃棄物処分場の問題―どうやったらごみを減らせるか―
に興味があります。

なぜそれに興味があるか?
日本で生活していれば、様々な場所で「エコ」に触れる機会がありますよね!コピー用紙は再生紙、家電は節電製品、コンビニの袋にも資源~って文字が入ってます。
でも、じゃあ普段の生活で、例えばペットボトル飲料を買うときに、その容器がゴミになるってこと、考えたことはありますか!?
日本人は1日に約1kgのごみを出していて、それは普段の何気ない購買行動の積み重ね。
リサイクルすればいいやんと思われる方もおられると思いますが、リサイクルも完璧ではありません。ペットボトルだって結局その一部は処分場に埋め立てられることになります。
もちろんペットボトルの便利さは十分わかってます。僕も学部時代、スポーツしたあと、買っては捨て、買っては捨てを繰り返してました。

気づいたのは、つい最近。
でも、いったん気づいてしまったからには、知らない頃の自分には戻れない。
どうにかごみを減らせられないかなぁって気持ちが、僕の興味の始まりです。
 
研究
研究に関しては、土木工学の研究室として、廃棄物処分場の土の研究を行う予定です。
ごみがなくなれば万事OKなんですが、それは現実問題不可能です。だから“ごみを減らす”ということと並行して、“ごみをどう処分するか”=廃棄物処分場 にも興味があり、研究はこちらがメインです。
マレーシアでの研修内容はまた次回!

研修先の国・都市名は?
マレーシア。首都クアラルンプールから電車で40分ほど。都市と田舎の中間くらいのかんじ。
マレーシア国民大学(Universiti Kebansaan Malaysia)の、環境土壌学研究室でお世話になっています。

研修期間は?
9月始めから11月末までの約3ヶ月間。

なぜその国・機関を選んだのか?
マレーシアを選んだのは・・・
開発の進む東南アジアにおける廃棄物の現状を知りたいと思ったからです。
そして「東南アジアの先進国」と呼ばれるマレーシアであれば、ごみに対する意識も他の東南アジア諸国と比較して高いと考え、マレーシアを選びました。
大学を選んだのは・・・
先生にご紹介いただいたということが大きいです。3ヶ月という期間、1人で研修に行くにあたって、見ず知らずの人のもとへ行くよりも、安全で、連絡も取りやすく、成果も出しやすいかなぁと!

研修の目標は?
僕は農学部出身のため、工学系の実験やその他廃棄物処分場に関する知識が欠けております。
そこで、今回の研修の目標は以下の3つにしました!
 
・東南アジアのごみの現状・廃棄物処分場の現状を知る。
・実験や調査の基本的手法を学ぶ。
・単身海外の研究室に入り、決まった期間・設備で研究計画から実験、まとめという一連の成果を自らの力で出す。

 
そんなこんなで、明日からは鉱山汚染地域にフィールドワークに行ってきます!次は結婚式の写真じゃなくて、ちゃんと研修してるやつアップしますね!ではでは!