2012年10月9日火曜日

インターンレポートその2


こんにちは!さのです。日本もだいぶ涼しくなってきたみたいですね。こちらは朝は7,8度まで気温が下がるので、もはや寒いです。ところでプロ野球のほうは往年の名選手が相次いで引退してしまって寂しいかぎりですね。先日YouTubeでオリックスの北川選手の引退セレモニーを見て、僕も思わず泣いてしまいました@ルーブル美術館地下のアップルストア。さてさて本題のインターンリポートです。今回は僕の研究内容とフランスの生活や文化を中心にレポートしたいと思います。


研究と生活について


今でも充分美しいモンサンミッシェルですが
工事が終わればさらに美しくなることでしょう
僕は日本では土壌汚染の研究をしています。そして今回のインターンでは浚渫土に関する研究をいています。浚渫土というのは川やダムなどの底から取り出したヘドロのことです。ヘドロが溜まると水の流れが悪くなったり詰まったりしてしまいます。

かの有名なモンサンミッシェルでもこのヘドロが問題となっています。約120年前に、島へ通じる道路が造られ、さらに駐車場もできた結果、潮の流れがせき止められて、ヘドロがたまり、かつての光景は見られなくなってしまっているのです。この問題を解決するべくモンサンミッシェルでは駐車場をなくしたりヘドロを取り除いたり道路を水の流れを止めない構造のものに取り換えるなどの工事を現在行っているところです。


こんな実験しています。
他にもいろいろやってます。
またヘドロが港に溜まると船が行き来できなくなってしまうので、定期的に取り除いてあげなければなりません。川やダムから取り除かれたヘドロすなわち浚渫土は水中にあったため多くの水分を含んでいて、もともとの土の状態に比べて体積もかなり大きくなっています。浚渫土を処分する場所の面積も限られているので、まずは水分を減らして体積を減らさなければなりません。そして僕の研究は浚渫土から水分が減っていく過程を実験して調べてみましょうってなことをしています。具体的には、サンプリングして水分量を調べたり、重さを測ったり、水分が減れば浚渫土は固くなるはずなので固さを調べたりなどなど、様々なことをやっています。

僕の学生寮の部屋です。
散らかってますね笑


平日はこのような実験を毎日しています。暇な時間は英語やフランス語を勉強したり、関連文献を読んだり、あとはネットサーフィンしたりもしています(^_^;)。そんなこんなで朝は7時半から、夜は6時か7時まで学校で過ごしています。

帰宅してからはご飯食べて本読んだりジョギングしたりして、だいたい11時頃には寝ています。すごく健康的な生活ですね笑。



オルフェーヴルと帯同馬のアヴェンティーノ
週末は北西フランスを中心にいろいろ観光に出かけています。この間の凱旋門賞も行きましたよ!オルフェーヴルはホントに惜しかった!!最後の直線で先頭に立ったときはめっちゃ興奮したし鳥肌立ちました!!!最後の最後で地元フランス馬のソレミアに抜かれてしまいましたが、本当にいいレースでした。

いろいろ書いていたら結構長くなってしまったので、一旦区切ってフランスの文化についてはまた明日にでも書こうと思います。では!

1 件のコメント:

  1. ヘドロを流したら別の場所に溜まってしまうのかな?
    あえてせき止めて取り除くのか水の流れを止めない方がいいのか…よくわからず質問してるのですみません。

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