2012年10月29日月曜日

島嶼国フィジーから...


Bula!
トホリと同じくフィジーでインターン研修中のふうこです。
インターン研修も半分が過ぎてしまいましたが初投稿です:)

まずは私の興味・関心とインターンの目標から....


私は持続可能な森林資源の利用方法について興味があります。
単純に森林資源の利用を禁止して保護するのではなく
森林資源を生活の糧にしている人たちの生活も守りながら
人と自然が共生できる方法を探りたいと思っています。

そのためにはまず、現状を知らないといけないと思ったので
今回のインターン研修では地域の人たちが
どのように植物を利用しているのかを知ることと
利用されている植物がどのような状況にあるのかを知ることを目標としています。

なぜフィジーか....



フィジーを選んだ理由は、単純に私にとって未知の国だったからです。
こんな理由でフィジー行きを決めたので行くまでは何ができるか分からず不安でした。
でも実際に来てみると、村の生活と森林資源が密接に関わっていて
村人の植物に関する知識を聞くのがすごく面白いです。

私のインターンは何かのプロジェクトのお手伝いをするわけではなく
いくつかの村に滞在しひたすら情報収集をする必要があるので
研究のアドバイスをもらったり
情報収集をしたりしやすい機関がいいということで
南太平洋大学を拠点に選びました。


さてさて、フィジーの生活ですが基本的にみんな親切なのですごく過ごしやすいです。
実際は危険なところもあるらしいのですが今のところ危険な目にあうどころか
フィジー人の親切心にかなり甘えています笑”

フィジーでの生活をいろいろと伝えたいのですが
今回はとりあえず、上にも書いたようにいろんな植物を使う文化があるので
その辺を少し紹介します。

・Tapa(タパ)












   

タパはmasiという植物の繊維で作った白い布のことで
仕上げに黒と茶色でペイントします。
部屋の内装に使ったり、新郎新婦が結婚式で着たり、
進学するなどのお祝いのときに着たりするそうです。
また、人が亡くなって埋葬するときに死体を包むのにも使うらしいです。
このタパ、植物を使っているのは布の部分だけじゃなくて
ペイントする絵の具も植物から作っているんです!
残念ながら作っている行程は見られませんでしたが、
マングローブの皮からペイントは作られています。

結婚式用のTapa
Masiの木

















・Ibe(インベ)






  




   



インベは家の床に敷くマットのことです。
このマットはVoivoiという木の葉っぱを煮込んだ後
乾燥させて編んで作ります。
街のマーケットでも売っていて村にとっては大事な収入源のようです。


Voivoiの葉っぱ





乾燥後の様子


















・Bilibili(ビリビリ)























ビリビリは竹で作ったイカダのことです。
一本一本の竹を結ぶのも木の皮を使って組みたてます。
昔はよく使っていたそうですが最近はモーターボートの方が便利で
ビリビリは観光客のアクティビティ用になっているようです。


竹に穴をあけて竹がバラバラにならないように
木を通してます

さらに穴に通した木と竹をツル状の木の枝で結ぶ































基本的に人が乗ると沈み気味なので
お尻が濡れます。























他にもいろいろと植物を利用した伝統的なものはたくさんあり
私がまだ知らないこともたくさんあると思います。
インターンも半分以上過ぎてしまい残すところわずかですが
もっといろんなことを知ってインターンを楽しみたいです:)


1 件のコメント:

  1. 先進国のような便利さはなくてもみんなが笑い合って生活してるのを見ると、人の幸福と便利さは全く別のところにあるのかな、って思えてきます。島嶼国やタイの田舎もそうだけど、そういうところに住んでる人たちは、そもそも便利さを求めてるのかな、とちょっと疑問に思いました。

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