2012年11月10日土曜日

กรุงเทพมหานคร อมรรัตนโกสินทร์ มหินทรายุธยา มหาดิลกภพ นพรัตน์ราชธานีบุรีรมย์ อุดมราชนิเวศน์มหาสถาน อมรพิมานอวตารสถิต สักกะทัตติยวิษณุกรรมประสิทธิ์

サワディカ!バンコクは世界一長い都市名らしいです↑↑
マッサージのおばちゃんやドミトリーの警備員、スタバのお姉さんとどんどん仲良くなりながら、インターン継続中です。毎日笑いが絶えません!
残り1カ月!まずはこれまでの活動について。。。


*マングローブ調査*

バンコクから南に1時間、かつてエビ養殖池として利用され後に放棄された地域に生育するマングローブ林があります。海に面していて背後は塩田という、すごく小さな林で、見るに堪えないくらい荒廃しております。海側は波浪の影響を受けやすいので、現在は竹で防波壁を施してマングローブを保護しています。コンクリートを使わず竹なので、少しはエコなのかな、と思います。


植林もされています。ただ、マングローブの生育には上流から流れてくる土砂も影響するし、冠水頻度や塩分濃度などその土地の環境により育つ樹種が違うので、森林を再生させたい地域を保護して苗を植えたとしても枯れてしまったり、根を張る前に水に流されてしまったり…

なので、どのような環境であれば育つか、環境変化にどのように反応するかを調べる必要があります。防波壁の効果を調べるためにも、マングローブが生育しているところと防波壁のみのところにいくつかのプロットが設置してあり、地盤高測量や根のバイオマス測定、土壌や堆積物のサンプル収集などが定期的に行われています。私もインターン期間中お手伝いをさせていただいています。

また、自分の研究の一環として、地下部の根の生産量を推定する実験を行わせてもらっています。

実験地はここの他にももう1か所あって、そっちのマングローブ林がすごい!!タイ南東部のマングローブ林なのですが、原生林に近い林で、帯状分布(潮汐変化により海・川側から陸側へ異なる樹種が帯状に分布すること)がはっきりと見られ、感動しました。

少し内陸に入ったところの様子
海側のRhizophora



漁で生活を営む人々の川岸沿いの家


インターン後半に実験の仕掛けを土から掘り出しに行ってきます♪








*チェンマイでの研修*

チェンマイのDoi Inthanonへ研修旅行に連れて行っていただきました。Doi Inthanonはタイで一番高い山(標高2,565m)で、山頂と、700から1,000mの植物を見て歩きました。
山頂は湿度が高いため、着生植物が木にびっしりで、かわいいコケとかも見られました。樹冠が閉じていることにより林内の湿度が高く保たれるため、林床の植生が豊富になるそうです。

山頂付近の木と着生植物

こちらも山頂付近で


この地域には、Karen族やHmong族といった山岳民族が住んでいて、昔は焼畑を行っていましたが、現在は森林を保全するために焼畑は禁止され、米や花、野菜、果物を栽培して生計を立てています。以前の焼畑により植生が回復していない箇所も一部見られるそうです。

小学校の頃よく夏休みの宿題で育てた
懐かしの朝顔を野生で


自然が豊かで、家の近くの小川で子供たちの笑い声が聞こえたり、日本の原風景を見ているような感じがしてほっこりした気持ちになりました。都市と離れたところでの実際の暮らしは大変なこともあるのかもしれませんが、便利なことと幸せなことは別物なんだな、と改めて思いました。







日本とタイって同じアジアなだけあって、似ているところがたくさんあっておもしろいです。同じ米文化なのも影響してるのかなと、何となくだけど思います。

このインターンで、研究に関する知識を増やすことの他に、ひとつの国での自然と人々との関係のようなものをざっくりでいいから学ぶことができたらな、と思っています。それらを学ぶことは、何のために研究するのかだけではなく、修士を卒業してからの身の振り方や自分の人生に対してどのような心構えでいたらよいかを考える手助けになると思います。



木の下で仏陀が悟りを開いた
として、大切にされています。
ご神木みたい。

人々の生活は地域によって様々だけど、それぞれにとって自分の生活が普通の生活だから、何が一番いい生活かは地域や人によりけり。地球環境に関連する分野もとてつもなく広い。
何か問題を解決しようとする時、どうしても「こうしたら解決する」っていう明快な答えを見つけようとしてしまうけど、実際そんなのはなくて、結局は答えが見えない中を少しでもよくなるようにずっと考え続けること、努力し続けることしか方法はないのかな、と思いました。

タイのお寺の奥
だから修士の研究も、何かに衝撃を与えられるようなものは決してできないけど、今後も研究を続けるかとか将来の自分の職業に役に立つかとか関係なしに、数多くある中のデータのひとつとして少しでも何かの土台になるよう、頑張らなきゃな、と思います。いろんな人のそういうのがいっぱい積み重なって研究の全体が進んでいくのだと思います。




後半も頑張るぞ!そろそろ森だけでなく海へも進出したいな♪

チェンマイの帰り道







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